履歴書の重要性
優れた履歴書が書ければ、必ずしも職が得られるわけではないですが、履歴書というのは、面接にこぎつけるための大切な道具です。就職氷河期といわれる今日、面接の通知をもらうまでが、すでに大きな難関です。
「自己アピールは面接ですればいい」というのでは、自己アピールをするチャンスは永遠にやってこないかもしれないのです。
もし「履歴書を1枚タイプするくらい30分、1時間もあればできる」と思っている人がいれば、レジュメの構造を理解していないと言えるでしょう。
実際に履歴書作成作業に取りかかる前に、自己の技能や過去の経験の分析、応募先企業に関する調査・分析を行ない、その両者を結びつけるために戦略を練る必要があるからです。
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「求められている仕事には、自分が最高の候補者である」ということを応募先に納得させるには、まず先方のニーズを理解しなければならなりません。
つまり、応募先企業の沿革、収益、市場シェア、従業員数から、企業風土、採用に関する意志決定者、求められている技能・資質・経験までを調べ、それに合わせて自己の技能や経験を整理して、組み立てるということです(インターネットなどを使った相手企業の調査が必要なのは、このためでもあります)。
このように効果的な履歴書を作成すること自体が、調査力、分析力、創造力、表現力を要するのだから、履歴書は自分の能力を表現する場でもあるわけです。
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