世界で通用するためには
海外で就職するには

ハリウッドの会社で働いている人

これまで海外で就職するための方法を書いてきましたが、今回は、それを実践し、海外で働いている人を紹介します。

ビジネススクール進学のため渡米

 昨年、UCLAのビジネススクールに進むためにアメリカにやってきた清水裕一さん(28歳)は、現在、ハリウッドにあるドリームワークスでインターンとして働いている。 清水さんの所属する部署は、映画のキャラクターをアメリカだけでなく、世界中にライセンスしたり、企業と提携し共同プロモーションを行なう消費者製品部門。清水さんは、そこで財務分析やマーケティング計画の考案などを担当している。 ビジネススクールでの専門は、財務とエンターテーメント管理。エンターテーメント関連のプログラムがあるというのは、ハリウッドが近いUCLAならではだろう。

ずっと憧れていたエンターテーメント業界

 清水さんは子供のころから人前で自己表現をするのが好きで、小学生のころには ジャニーズ事務所に入りたかったという。大学ではロックバンドでボーカルをやっていたが、1年間、アメリカに留学し、そこでアメリカ映画に興味をもった。日本で大学を卒業した後、外資系銀行に3年勤務。もともと、3年勤めたらアメリカのビジネススクールに進む予定だったという。

ハリウッドで働く清水さん 「ずっと憧れていたエンターテーメント業界で、実際にこうして仕事ができるなんて夢のようです」。この業界はタダで働いてもいいという人がいくらでもおり、「コネでもなければ入るのは無理」という。実際、清水さんも同社の日本支社で働く彼女の紹介で、今回のインターンシップ先を見つけた。 いろいろなところに顔を出してネットワーキングをし、いろいろな人と知り合い、業界の情報を使むのが大事なのは、このためなのである。
(清水さんの話は次回に続く)

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Revised 2/8/99