求人の75%がクチコミ
前回、紹介したニュースグループやメーリングリストは、ネットワーキングのツールとしても使えます。 アメリカでは、求人の75%が公募されず、クチコミで埋められるといわれています。つまり、何らかの形でその企業や業界の情報の輪の中にいなければ、求人情報がつかめないのです。日本にいながら海外で就職しようとする場合、とくにニュースグループやメーリングリストは、情報収集、人脈作りにおいて大きな力を発揮します。 ニュースグループであれば、misc.jobs.misc(就職・キャリア)、 misc.business.consulting(ビジネスコンサルティング)、misc.education(教育)、misc.legal(法務)、rec.arts.books(書籍・出版)、sci.med(科学・医学)、sci.med.pharmacy(薬学)のような分野別のグループは、ネットワーキングの場として最適といえるでしょう。
インターネット以外のオンラインサービスにも注意!
インターネットだけでなく、コンピュサーブやAOL(アメリカオンライン)などのオンラインサービスにも就職関連のフォーラムがあり、履歴書を掲載したり、現地の就職情報を収集したり、現地の人とネットワーキングするのに大いに役立ちます。
AOLであれば、Help Wanted USA, Help Wanted Ads, Career Center、コンピューサーブであればCareer Managementなどで、求職情報や就職活動に関する情報が入手できます。履歴書の書き方や面接の受け方、給料の交渉の仕方に関し、現地のキャリアコンサルタントや企業の人事担当者のアドバイスが受けられ、実際に就職に成功した人の苦労話やアドバイスも掲載されています。
AOLやコンピュサーブには、世界各国のフォーラムもあり、就職を希望する国のフォーラムで就職情報を含めた現地の情報を得ることができます。また、会計士、弁護士、エンジニア、デザイナー、医療業務従事者などの職種別フォーラムにも、たいてい就職に関するコーナーがあり、盛んに情報交換が行なわれています。
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