世界で通用するためには
海外に売り込むには

SOHOはもっとPRをしよう
マスコミに採用されるプレスリリースを書くには(2)

編集側の都合を考慮すること

 今回は、前回の続きで、効果的なプレスリリースを書くためのポイントを挙げます。

<適切な出版物、部署に送付>
プレスリリースは、新聞、雑誌、ニュース配信サービス、業界誌、TV・ラジオ、電子マガジンなどに配布しますが、ターゲット層に届く媒体を選ぶことが肝心です。関係のない業界の出版物には送付しません。また、ターゲットの媒体のスタイルや内容を研究し、それに合ったスタイルで書くことも大事でしょう。

<担当者の名前>
宛名をEditorやTo Whom It May Concernとするのは禁物です。必ず編集者の名前、電子メールアドレス、担当者または部署のファクス番号を調べます。電子メールアドレスがあっても、メールを常にチェックしていない人、メールでプレスリリースを受け取るのを好まない人もいるので、どの媒体を利用するのがいいかも事前に確認します。

<締め切りを考慮>
編集側の締め切りを考慮することも重要です。翌週開かれるイベントに間に合うように載せてもらうなどというのは無理な話です。時間的に余裕をもって送付します。

<フォローアップ>
プレスリリースを送付後、数日して、担当者に連絡し、プレスリリースがちゃんと届いたか、質問はないかなど確認します。これも、入稿締め切りの直前ではなく、時間的に余裕をもって連絡することが大事です。たとえプレスリリースが採用されなくても、会社のことを伝え、編集者と仲良くなるチャンスです。別の機会に取材をしてもらえる可能性もあります。

ウェブサイトとも連携させる

プレスリリースは、ウェブサイトにも掲載します。私も取材先を決める際、まずはその会社のウェブサイトを訪れ、できるだけ多くの資料を集めます。プレスリリースが掲載されていれば、取材側はわざわざ企業にプレスリリースを請求する手間も省けますし、企業側も個々の依頼に対応する必要がありません。

プレスリリースを流して興味をもったマスコミ側は、ウェブサイトを訪れるかもしれません。プレスリリースを流す前に、プレスリリースを反映した内容にウェブサイトの情報を更新しておくべきでしょう。

「海外に売り込むには」目次へ

Revised 6/25/99